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◆シルク価格上昇で養蚕農家増加に期待
2013/05/09
シリキット王妃養蚕研究所(QSDS)によると、ここ2年間でのシルクの価格上昇により養蚕農家の増加が期待されています。タイ国産シルクの多くはタイ国内市場で流通していますが、現在生産量を増やす取り組みが進められています。シルクの最大の生産国である中国で最低賃金が上昇し、また同国内需要の増加により輸出が減少したことからシルクの世界市場への供給量は減少傾向にあります。同研究所によるとここ2年間で価格が2倍になった後、現在のシルクの価格は1キロあたり1,700〜1,800バーツとなっています。中国は年間10万トンのシルクを生産し、世界市場の80%を占めていますが、タイシルクのほとんどは国内で使用されており、グローバル生産量に占めるタイシルクの割合はわずか0.1%に留まっています。一方、中国からの輸入に頼っていた世界各国は新たな供給先を探しています。このような状況からシルクの価格が上昇しており、同研究所では年間2万軒の養蚕農家の増加を見込んでいます。タイ国の養蚕農家は2011年の8万軒から、2012年には9万4千軒にまで増加しており桑の栽培面積は凡そ10万ライ(1ライ=約1,600平方メートル)に達しています。日本市場では手織りシルク、欧州では柔らかくしなやかなシルクが求められる等、まだタイ国で生産出来ないタイプのシルクを含め、様々なタイプのシルクの潜在需要が見込まれています。同研究所では関係当局と協議を進め、さらに桑栽培用地の拡大を図る方針です。タイ国は産業用シルクが不足しており、国内生産は年間需要320トンの半分程度を補うに留まっています。タイ全体の年間シルク生産高は600トンで、内500トンは国内で使用されます。タイ国業界大手のChul Thai Silk Co.,によると、6〜7ライの桑畑を持つ養蚕農家の場合、年収は15万〜30万バーツになると言うことです。
◆News Source: Bangkok Post 2013年5月7日

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