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タイ国概況/タイ国輸出産業

NEO−TEXTILE

「タイ国衣料品展示商談会 2004 in TOKYO / OSAKA」
東京会場
日時:2004年6月1日(火)・2日(水)会場:新宿エルタワー
大阪会場
日時:2004年6月3日(木)・4日(金)会場:サンライズビル
出展企業リスト

繊維・衣料産業界が、今迄にも増して価格競争が激化している中、タイ国では国際的な枠組みにおける自らの位置を再確認すべき段階を迎えています。2001年より、それまでとは異なるタイ・ファッションを提案し多くの成果を上げて参りました「タイ国最新衣料品展示商談会」は昨年2003年開催時よりさらにグレードアップを図り、少量かつ付加価値の高い衣料品生産への転換の試みをご紹介し、大変ご好評頂きました。4回目の開催となる今年は、タイ最大の繊維産地である東北地方のメーカー出展など、これまで以上にタイの特徴を出し、新たなタイ・テキスタイルの可能性を皆様にご紹介いたしました。

本展示商談会に先立ち、タイ・テキスタイルの最新情報を紹介するセミナーが開催されました。

タイ最新テキスタイル・セミナーレポート
セミナー主催:タイ国政府貿易センター福岡
日時:2004年5月25日(火)会場:福岡貿易会会議室
講師:元三菱商事繊維部門繊維輸入担当 小宮 滋 氏
タイ国政府貿易センター大阪 所長 パタイ・スックソンマイ

これからのタイのテキスタイル産業
一過性のブームに終わらないオリジナルファッションを生み出すことにより、中国等他国に対する競争力アップを図って行く。

タイ人デザイナーにこだわらない
アパレル製品を売り込む際に、”タイ人によるデザイン、タイ人のデザイナー”である、というだけでは、他国との差別化を図る十分な理由とならないが、タイ国でなくては生み出せない素材にこだわり、素材のオリジナリティを強く打ち出して行く。一過性の”エスニック調”を売りにしない。デザイナーは日本人でもよく、縫製も労働コストが安い国にシフトして行くが、他の追随を許さないオリジナルな”素材”は強みとなり、エスニックなデザインにする必要はない。

コラボレーション
日本のファッションスクールとの提携:タイ産の生地を用いて生徒に作品をデザインさせる
日本の呉服業者との提携:着物用ゴールデンシルクの開発
日本の大学との提携:蚕のエサとなる桑の葉から品種改良→機械生産に適した長繊維を採ることの出来る新しい蚕
タイ東北部イサーン地方に設置された新興国立大学マハサラカム大学は、京都工芸繊維大学と学術交流協定を締結。養蚕繊維技術援助及び人材育成を中心に様々なプロジェクトを展開。タイ国最大の繊維産地東北部でも日本同様大学発の技術を応用して商品開発プロジェクトが始動 

NEO TEXTILE− 新しい本物のタイシルク
従来400m程度と長さが短く、タイシルク繊維は経糸に使い難かったため、中国産や日本産の糸を経糸に使っていたが、品種改良により、1000m以上の長繊維を生産する事が可能となったため、本物の100%タイ産のシルク、というものが生産できるようになった。イタリアよりテキスタイルデザイナーを招聘し、ヨーロッパのセンスを取り入れた”本物のタイシルク”が生産されるようになりヨーロッパでも注目を集めている。

厚くてゴワゴワした手触りの従来のタイシルクはアウターウェアにしか向かないとされていたが、新しいタイシルクの一つとして薄手のものも開発されている。織り方も様々で、色々なものを織り込んだりすることも出来るようになった。昨今の「癒し」ブームとともに着心地が重視される傾向も強まっており。タイのNEO TEXTILEに注目が集まっている。

オーガニックコットンを見直そう
タイ中部スコータイのオーガニックコットンが日本企業からも注目されている。タイ衣料品業界がOEMを主に行っていた頃は合成繊維がメインだったが、シルク・コットン他、バナナ繊維などオーガニック素材が見直されている。薬品を使って天然繊維を取り出し化学染料で染めるのではなく、あくまでもオーガニックにこだわる。バナナ繊維であれば茎を手で折って糸を取り出し、色合いもナチュラルな素材の色を活かす。

竹の村:タイ北部チェンマイのジョムトン地区にある”竹の村”では生成り・茶色2種類のオーガニックコットンを戦前から作っている。全ての工程を手作業で行っており染料は草・木・実など天然素材から作ったものを使用している。従来草木染では淡い色しか出せないものとされてきたが、研究の末鮮やかな色も出せるようになった。オーガニックコットンはナチュラルな色合いも魅力の一つであり、エスニック衣料ではなく普通の一般的な衣料用素材として注目されている。

量産から芸術へ
色の組み合わせなど、タイ人のセンスを活かした製品作りタイ東北部:絹織物が特に盛んな地域として知られるタイ最大の繊維生産地 麻、ヘンプ、ハスやその他の天然繊維を用いた”究極の手作り”の藍染・・・ビーズやジュエリーを織り込んだ芸術的なテキスタイル東北スリン県シルク:タイの人間国宝であるスリンのシルク作り名人の製品は、織と緻密な模様が特徴・・ジャカード織など機械織以上のものを人の手によって生み出す。

タイ繊維産業の歴史
現在のタイテキスタイル産業の礎は日本の繊維大手企業が70年代にタイ国に生産拠点を設けた事に始まる。60年代、タイ国はシャツ生地など日本製テキスタイルの一大輸出市場であったが、その後日本からの輸入がストップされ、国内での生産に着手。以後、タイ国内向けのみならず、世界市場に向けて衣料品の輸出を始めるようになる。80年代、タイ国はテキスタイル製品の大産地となり日本のアパレル企業がタイ国へ次々と進出、縫製が一大ビジネスとなった。92〜3年頃より中国の追い上げが強まるが、人件費の面でタイ国は中国に勝てず、中国によって奪われたシェアの回復には素材開発など、タイ固有のオリジナリティのあるものを打ち出すことが必要である。また、WTOに加盟した中国は今後より大きな市場を求めて、ロットが小さく注文の多い日本市場から欧米市場にシフトして行く可能性がある。さらに、今後日-タイ間のFTAが締結された場合、関税がゼロになればタイ製品と中国製品との価格差は縮小しタイ製品の商材としての魅力は高まることが予想される。
関連サイト:
「タイ国最新衣料品展示商談会 2004 in TOKYO / OSAKA」出展企業リスト
「タイ国衣料品展示商談会2004 in TOKYO / OSAKA」フェア情報
タイ国のファッション産業
タイ国のファッションブランド

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